◇ 廣済寺
開創 安土桃山時代 天正15年 (1587)
開山 椿山仙禅師
開基 平澤院来山正本大居士
宗派 臨済宗 建長寺派
本尊 釈迦牟尼如来
山号 平澤山
◇ 歴史
廣済寺を建立された開基は、平沢村名主八郎左衛門の先祖とされています。
創建当時の境内には三間四方の阿弥陀堂がありました。
文政3年(1820)の大火で山門を残しすべて焼失したものの、天保7年(1836)すぐに再建されました。
昭和24年(1949)羅災により再び本堂、庫裏を焼失。その後、平成6年(1994)檀信徒が力を合わせ旧姿に復しました。
以来、この地域の信心・信仰の道場として今日に至っております。
山門を入り右手奥に進むと、江戸時代を代表する民政家、田中丘隅の回向墓(東京都の文化財)があります。
田中丘隅は、享保の改革において江戸南町奉行大岡越前にその手腕を認められ、後に「民間省要」を著し将軍吉宗より多摩・埼玉の三万石を賜り代官に抜擢された郷土出身の偉人です。